卒業生からのメッセージ
化学専攻を修了された卒業生からのメッセージです。
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大学入学時から化学系には進みたいと考えていました。大学の授業や実験を通じて化学を純粋により深めたいと思うようになり、理学部化学科に進学しました。

企業においても、研究のアプローチ方法、原因究明の方法について、化学科で学んだことが活かされていると感じています。

自分で分子をつくりだせることに魅力を感じ、有機化学を選びました。研究室で培った様々な経験・考え方が今も活きています。

理学部化学科では、研究・実験の進め方を学べたのはもちろん、『本質を突き詰めて考える』力を培う事が出来ました。企業で働く中でも様々な場面で役立っています。

大学で共に研究する中で得た知見、人とのつながりが、企業で研究をするにあたって生きています。研究者として大切にしたい自分の出発点です。

卒業後はイギリスに移り住んで研究を続けました。理学部化学科で過ごした経験は、基礎研究をしながら広い世界を見に行くきっかけを与えてくれました。

伝統ある化学科・化学専攻で学んだ体系的な基礎知識、学生実験で習得した実験技術、そして、自然と身に付いた英語力、そのどれもが研究者としての私の礎となっています。

化学科では、様々な分野の技術を活用しながら未知の事柄をとことんまで追究する姿勢を身につけました。この経験が、光学系のエンジニアとしてものづくりに取り組む現在、独自の強みになっています。

「すぐに役に立つ、そして楽だなと思えることは、すぐに役に立たなくなる」
ほめられた学生ではなかったけれど、その本質的に大切なことをじっくり教えてくれた。そんな学科が、今思う、僕にとっての理学部化学科です。

化学の真理を追究する仕事に少しでも携わりたいと考え、理学系化学専攻に進学しました。大学で身につけた知識や論理的な思考方法は、現在の仕事にも役立っていると感じています。