ポリシラン触媒を用いたニトロ基の還元反応
ポリシラン担体に固定化したパラジウム触媒をカラムに充填し、芳香族ニトロ化合物の連続フロー還元反応を実施した。反応は円滑に進行し、高い収率で目的生成物を得ることができた。本方法を適用することで、様々なニトロ化合物において高い生産効率で還元反応が進行した。ポリシラン担体からのパラジウムの漏出は検出されなかった。
論文へのアクセス
- Catalytic Flow Hydrogenation of Aromatic Nitro Compounds Using Polysilane-supported Palladium,
- M. Ueno, Y. Morii, K. Uramoto, H. Oyamada, Y. Mori, and S. Kobayashi,
- J. Flow Chem., 4, 160-163 (2014). DOI: 10.1556/JFC-D-14-00024