分析化学II(首都大東京)2018
担当: 岡林 潤(東京大学理学部化学科:スペクトル化学研究センター)
日時: 4/9, 4/16, 4/23, 5/7, 5/14, 5/21, 6/4, 6/11, 6/18, 6/25, 7/2, 7/9
月曜日4限 14:40-16:10 (90分)
場所: 11号館102号室
中間テスト: 6/11 90分 (関数電卓必要)
期末テスト: 7/30 90分 (関数電卓必要)
講義の目的:
分析化学は、物質の構成成分とその存在量を明らかにするための学問である。前半では、分析化学Ⅰに引き続き定量分析法の基礎について解説する。後半では、環境化学など実際の研究現場で用いられている最新の分析法についても解説する。
シラバス
授業の到達目標:
・分析化学の基礎となる理論を習得する。
・分析化学の実際の応用分野を学ぶ。
・分析における干渉・誤差要因について理解を深める。
成績評価について:
レポート (10%)、中間試験 (30%)、期末試験 (60%)


期末テスト
講評
第12回 2018/7/9
・分光分析装置の内部
・光源
・蛍光分光
・蛍光量子収率
・電子顕微鏡
【これだけはできないと...】
吸光度計測と蛍光計測装置の違いを述べよ
第11回 2018/7/2
・最小二乗法
・標準偏差
・Q検定
・検量線
・モル吸光係数
【これだけはできないと...】
濃度と吸光度から成る検量線の傾きは何を表わすか
第10回 2018/6/25
・グランプロット(続き)
・分光によるpKaの定量
・分光による錯化合物の組成決定法
・分配比、分配係数、抽出係数
【これだけはできないと...】
吸光度からpKaを求める方法を述べよ。
第9回 2018/6/18
・電磁波の種類
・Lambert-Beerの法則
・グランプロット
【これだけはできないと...】
Lambert-Beerの法則の導出
レポート課題 No.4 7/2 提出
解法のヒント
解答 2018/7/9掲載
第8回 2018/6/11
中間試験
【これだけはできないと...】
中間試験
第7回 2018/6/4
・みかけの電位と平衡電位の復習[12]
・沈殿平衡とpH [15]
・多段反応におけるlogDとpHの関係
【これだけはできないと...】
中間試験の準備
[18]のコメント(講義で説明ミスがありました)
レポート課題 No.3 No.3は講義で解説するので提出の必要なし
第6回 2018/5/21
・分配比と分配係数
・イオン交換
・logDとpHの関係
【これだけはできないと...】
logDとpHの関係
第5回 2018/5/14
・ヨウ素を使った酸化還元滴定
・ウインクラー法
・分配比の定義
【これだけはできないと...】
ウインクラー法とは? 分配比の定義は?
第4回 2018/5/7
・みかけの電位
・酸化還元滴定
【これだけはできないと...】
滴定における濃度計算(近似のセンスを磨け)
第3回 2018/4/23 (化学熱力学特集)
・エンタルピー、エントロピー
・ギブス自由エネルギーと平衡定数の関係の導出
・化学ポテンシャルになぜlnの項が入るか
・ネルンストの式の導出
【これだけはできないと...】
ネルンストの式の導出
レポート課題 No.2 5/21提出
解法のヒント (5/14掲載)
[14] の問題分最後に条件が抜けていました。なお、水溶液中の「亜鉛化学種の」濃度は1.0*10^-4 mol/Lとし、、、
解答 2018/5/25掲載
第2回 2018/4/16
・酸化還元電位とギブス自由エネルギー
・ギブス自由エネルギーと平衡定数の関係
・ネルンストの式
【これだけはできないと...】
酸化還元電位、ギブス自由エネルギー、平衡定数の関係を述べよ。
第1回 2018/4/9
・平衡定数の大小
・電解質における活量の物理的意味
・酸化還元反応
【これだけはできないと...】
平衡定数の大小が意味すること、活量の直観的イメージ
レポート課題 No.1
解答 2018/5/2掲載
解法のヒント
遮蔽されたクーロンポテンシャル、デバイ-ヒュッケルの極限法則の導出
参考書紹介
・基礎 分析化学 (新・物質科学ライブラリ) 宗林由樹、向井浩 共著 (サイエンス社)
コメント: この本に沿って講義をします。本講義の教科書とします。
・無機・分析化学演習 竹田満洲雄, 棚瀬知明, 高橋正, 北沢孝史 共著、東京化学同人
コメント: 演習書として最適です。
過去の試験問題
期末試験(2017)
中間試験(2017)
参考ページ
研究紹介(理学部ニュースより)
研究紹介(理学部ニュースより)