細胞から放出されるエクソソームは、再生医療、がん治療、免疫療法の分野はもちろん、美容医療の分野でも注目を集めています。しかし、これらのエクソソームが人体においてどのような治療効果やリスクを持つかについては、まだほとんど解明されていません。我々は、合田研究室でこれまでに培われてきた世界トップクラスの技術を駆使して、エクソソームを利用した治療法の品質と機能を評価する新たな方法を確立することを目指しています。この研究は三つの柱を基に進められ、再生医療の「質」の向上と、加齢や関連する疾患への新しい予防・治療方法の開発により革新をもたらすことを目標としています。
正常細胞と老化した細胞の識別方法を向上させ、加齢やその関連疾患における細胞の変化を理解し、それらに対処するための方法を提案します。
細胞由来エクソソームの機能解析に焦点を当て、これらが再生医療に果たす役割を明らかにします。
老化バイオマーカーやセノリティクス(老化細胞除去薬)のスクリーニング法の開発にも取り組み、老化に対する新たな治療・介入法を模索します。
エクソソーム(Exosome、エキソソーム)は直径50-150 nmの脂質二重膜により構成される細胞から分泌される細胞外小胞です。その表面は、エンドソーム膜由来の脂質、膜タンパク質を含み、内部にはマイクロRNA、メッセンジャーRNA、DNAなどの核酸やタンパク質など細胞内の物質を含んでいます。細胞から分泌されたエクソソームは細胞と細胞の間に存在するだけでなく、血液、髄液、尿などの体液にも存在しており、体中を循環しています。エクソソームは、単なる細胞のゴミ箱ではなくて、その重要な機能として、細胞間の情報伝達に使われており、受容した細胞の機能に影響を与える可能性があります。
東京大学大学院理学系研究科
教授
東京大学大学院理学系研究科
特任准教授
東京大学大学院理学系研究科
助教
東京大学大学院理学系研究科
特任助教
東京大学大学院理学系研究科
大学院生(博士課程)
東京大学大学院理学系研究科
大学院生(博士課程)
東京大学大学院理学系研究科
大学院生(修士課程)
東京大学理学部
学部生
東京大学理学部
学部生
東京大学医科学研究所
教授
奈良先端科学技術大学院大学
教授
TAZ Inc. (株式会社たづ)
代表取締役
自由が丘クリニック
最高執行責任者
株式会社4life
代表取締役