講評(分析化学II 中間テスト2017) よくできていました。満点の人が多数いました。平均点は、87.9点です。(有効数字3桁)標準偏差18.97, 相対標準偏差0.216 (詳しくはtext p. 18を見よ) 第1問 [1] 各6点、[2,3] 各8点 [1] 説明では、キーワードが必要。キレート滴定では、有機層に抽出など明記しないと減点。3つ以上選んでいる人は本来は減点だが、今回は減点しなかった。 [2] 電位とpHの関係についての基本なので、できてほしい。8-9割の人はできていました。有効数字0.0947 Vと答えている人がいますが、正確には、0.095 Vです。問題が少数点以下第二位までだからです。今回は減点しなかった。 [3] ネルンストの式(電位を求める)では常用対数log10を用いているので、ギブスのエネルギーと平衡定数の関係式(K=exp(-ΔG/kT))を混同しないように。expで答えている人はダメ。 第2問 [1] 10点、[2-4] 各6点 [1] 微小量の置き方がポイント。是非、できるようになってください。 [2] [3] 正答率高い [4] グラフは丁寧に描いてください。気持ちが伝わります。 第3問 [1] 各5点、[2,3] 各7点 [1] サービス問題です。 [2] [3] よくできています。グラフを丁寧に書いてください。軸や折れ曲がり点へのコメントなどがない場合には減点の対象です。 途中の過程を書く際に、メモのように書いている人が見受けられます。書き方次第で途中点が変わってくるので、しっかり書きましょう。 酸化還元反応、分配反応の基本が理解できていると、分析化学が面白くなると思います。がんばってください。