法人化に伴う電子顕微鏡およびその使用者の管理の変更について

本年4月1日に本学は、国立大学法人 東京大学となりました。
法人化に伴い、放射線安全管理に関しては、人事院規則10−5
から労働安全衛生法(およびその下位の規則である電離放射線障害
防止規則)の適用に変更されました。適用法令の変更に伴い、
電子顕微鏡および電子顕微鏡使用者の管理の方法が変更されています。
この変更については、理学部放射線障害予防規程に盛り込まれていますが、
概要は、次のとおりです。

1.電子顕微鏡については、加速電圧が100キロボルト以上のものが
 管理の対象となる。
2.電子顕微鏡1台ごとに装置管理担当者を置く。装置管理担当者は、
 所管する電子顕微鏡について、放射線障害防止のための必要な措置を
 講じなければならない。
3.装置管理担当者は、所管する電子顕微鏡について、検査および保守
 を行う。
4.電子顕微鏡(加速電圧100キロボルト以上)の使用者は、放射線
 取扱者として登録・管理されなければならない。

電子顕微鏡の検査の方法等については、現在本学と労働基準監督署との
間で調整中であり、具体的なことはまだ決まっていません。いずれ通知
があるものと考えられます。

[電子顕微鏡使用者の管理]
今回装置管理担当者の皆様にお願いしたいのは、電子顕微鏡の使用者
の管理についてです。昨年度までの人事院規則では、電子顕微鏡の使用者
は放射線取扱者として管理することは義務付けられていませんでしたが、
今年度から労働安全衛生法の適用に替わり、電子顕微鏡(加速電圧100
キロボルト以上)の使用者を放射線取扱者として管理しなければならなく
なりました。つきましては、次のことをお願いします。

1.電子顕微鏡を使用している人および使用する予定のある人について
 理学部の放射線取扱者として登録され、X線装置・電顕の取扱認可を
 受けているか、確認してください。
 放射線取扱者として登録され、X線装置・電顕の取扱認可を受けている
 人については、まったく問題ありません。各個人の放射線取扱者として
 の登録・認可状況については、当放射線管理室に問い合わせて頂ければ、
 お答えします。
2.放射線取扱者として登録されていない人、または、X線装置・電顕の
 取扱認可を受けていない人については、次のようにお願いします。
 ア.放射線取扱者登録申請の手続きを行う(本人の所属研究室等において)。
 イ.放射線取扱者のための教育訓練を受講させる。次の両方の講習会の
   受講が必要です。
   ○全学一括講習会X線コース
    (本学部物理学科、化学科、生物化学科、生物学科で認定対象講義の
    単位を取得した人等は、免除されます。詳細については放射線管理室に
    お問い合わせください。)
    今年度最後のX線コースが12月2日にアイソトープ総合センターで
    実施されます。申し込み締切日が11月4日となっています。申し込み
    については、所属専攻・施設の事務室を通すことになっています。
    12月2日の講習会を受けられない場合もあるかもしれませんが、なるべく
    早く受講させるようにしてください(来年度になります)。
   ○理学部講習会
    理学部一般講習会の実施予定は次のとおりです。
    日時 10月14日(木)15:30から約1時間
       11月10日(水)15:30から約1時間
    場所 理学部化学本館講堂(化学本館5階)
    備考 今年度はさらに数回実施する予定である


補足

1.認可(使用の資格を得ること)のための条件は、次の3つ(すべて)とする。
  ア.放射線取扱者として登録
  イ.全学一括講習会X線コースの受講(免除措置あり)
  ウ.理学部講習会の受講
2.放射線取扱者健康診断受診および被曝管理は免除する(ただし、本人が希望
  する場合は受けられるようにします)。
3.使用開始後は、指示があった場合は理学部講習会を受講する。受講しないと
  認可は中断される。

電子顕微鏡の使用については、管理区域に立ち入らないと考えられることから、
上記のように、管理区域に立ち入る一般の放射線取扱者に比べ、簡単な管理に
なっています。