学際連携の必要性



この強光子場科学は、化学、物理学、レーザー工学の研究者が共同
してはじめて組織的な研究展開ができる、極めて学際的な分野です。
日本では、平成8年頃より、東京大学理学系研究科化学専攻を中心
として、強光子場科学研究が、学際的な交流に基づいて始められま
した。その取り組みは、科学研究費補助金・特定領域研究「強レー
ザー光子場における分子制御」
(平成1417年度、領域代表者:山
内 薫)というネットワーク型共同研究という形として結実していま
す。この特定領域研究では、日本国内の 45を越える独立した研究グ
ループが、ゆるい結合を保ちながら先端的な学際研究に取り組み、
国際的にも極めて活発に研究を行っています。欧米諸国においても、
日本のこの「学際連携」事業の取り組みが注目されています。

また、強光子場科学研究の成果を将来の新しい計測法や産業へ活用
することを目指し、産学の連携懇談会「強光子場科学研究懇談会」
が平成15年10月に発足し、活発な活動を行っています。






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