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化学科Q&A

2年生の皆さんへ

 

さる5月8日に開催された、化学科進学ガイダンス「サイエンスの核をなす化学:基礎からイノベーションまで」に多数ご参加いただき、有難うございました。皆さんの進路を考えるヒントになったでしょうか。アンケートでいくつかご質問をいただきましたので、下記にお答えします。

 

Q:もう少し詳細な学生生活の様子を知りたい。具体的な時間割は?
A:2年生では、化学の基礎を身につけていただきます。専門科目の時間割はこちらをご覧ください。

http://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/chemistry/index.html)。

少し具体的なことを抜粋しますと、3年生の午前中は講義、午後(13:00−16:40)は実験実習があります。かなりインテンシブな日程ではありますが、皆さんにしっかり基礎的な化学の知識と技術を身につけて頂けるように、このような時間割を組んでいます。

また、土曜日には、「基礎化学英語演習I」を設けて、皆さんの英語でのコミュニケーション能力の向上を手助けしています。この授業は必修ではありませんが、無料でネイティブのプロの英語の講師から直接英語を習得できる点では、とても役に立つ授業です。実際に、多くの先輩たちがこの授業を活用しています。

4年生になると、午前中は演習を中心とした講義、午後は配属された研究室で化学特別研究(卒業研究)を行います。具体的な時間の使いかたは、個々の研究室によって多少違いますが、多くの学生が自分の研究テーマに没頭して実験しています。

Sセメスター(4月1日~7月17日)とAセメスター(9月17日~12月25日、1月5日~1月14日)の具体的な時間割はこちらをご覧ください。
http://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/08schooler/index.html

 

Q:土曜日の英語の授業の様子は?
A:実力に合わせた少人数のグループに分かれて、ネイティブの講師に指導していただきます。この授業で実力をつけることで、ほとんどの学生さんが業績発表を英語でできるようになり、国際学会等でも口頭発表を英語でおこなえるようになります。
http://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/08schooler/documents/H27keiji_003.pdf

 

Q:具体的な研究内容が知りたい。
A:6月6日に「化学専攻大学院入試ガイダンス」を開催します。これは次年度に大学院入学を希望している東大内外の大学生を対象とした説明会ですが、学部の学生も聴講できます。この機会を利用すれば、卒業研究で配属されるであろう研究室の研究内容を知ることができます。また、本郷キャンパスの雰囲気や3年生からつかう化学科の講義室、学生実験施設を知ることができます。
 
とても良い機会ですので、是非お越しください!予約などは不要です。スケジュールはこちらから。
http://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/gschool/guidance.html

 

Q:卒業研究はどれくらいの自由度があるのでしょうか?
A:まずは、どの分野の卒業研究をやりたいかで、配属を希望する研究室を選びます。一般的には、卒業研究は配属された研究室の指導教員の先生と話し合って決定されます。

卒業研究は、しばしば4年生の学生さんの経験不足から、教員が選んだ研究テーマを進めることで、研究の実力を学ぶのですが、修士1年生からは指導教員と議論することで、自らのアイディアをふんだんに入れた研究テーマに従事することができます。また、博士課程の学生のほとんどは、自分のアイディアで研究を進めています。

 

Q:学部卒での就職はしにくい環境ですか?
A:化学科では、ほとんどの学生が修士過程に進学しています。しかし、学部卒で就職することももちろん可能です。また海外留学をする学生も毎年数人います。

 

Q:生命系の研究室の他学部との差は?
A:生命系の研究室では、化学と生物学を組み合わせた独自の境界研究をしています。したがって、一般的な生命系の研究室とは異なり、独自のシステムや化合物を「創る」ことで、生物の理解を深めたり、薬を開発したりしています。いわゆるケミカルバイオロジーを進めている研究室と理解して頂ければよいかと思います。

 

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